本日(2018/2/13)は、午前中「厚生労働環境委員会」、午後から同委員会の管内視察でした。

 今回の管内視察は、
 1.「福岡県立 粕屋新光園」(新宮町)
 2.「株式会社 西部技研」(古賀市)
の2ヶ所でした。

 以下、視察報告を致します。

1.「福岡県立 粕屋新光園」

 (1)当日の対応者

 園長   福岡 真二     氏
 副園長  スビヤントケイジ  氏
 総看護長 森 美穂      氏

(2)園の詳細

 園の詳細につきましては、以下の県のホームページをご覧ください。

http://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/entyou.html

(3)施設の概要

 「粕屋新光園」は、医療型障害児入所施設です。
 その主な治療対象は、脳性麻痺により手足や体の機能障害(肢体不自由)のある子どもさん方を手術により身体機能の改善と向上を図る、全国でも稀で誉な施設です。

 外来診療では、運動発達の遅れなどのお子さんの成長や発達の問題に対して、診断・訓練・保育・相談などを行っています。

 また、入園治療・外来診療の他に、障がい児短期入所や日帰りの日中一時支援を行っています。

新光園外来棟.jpg新光園外来棟

棟内案内.jpg棟内案内

外来受付.jpg外来受付

整形外科・内科等診療室.jpg整形外科・内科等診療室

手術室.jpg手術室

児童精神科・心療内科.jpg児童精神科・心療内科

屋外訓練室.jpg屋外訓練室

待合室.jpg待合室

作業療法ルーム.jpg作業療法ルーム

 「福岡県立 粕屋新光園」は福岡県が全国に誇る施設です。
 建替え・竣工を機に、今まで以上に県内外から多くの利用者が来て頂けることを望みます。

2.「株式会社 西部技研」

(1)当日の対応者

 常務取締役 プロダクトマネジメント本部長   下薗 誠  氏

(2)「西部技研」の概要

 「西部技研」は、「全熱交換器」や「デシカント除湿機」、「VOC濃縮装置(揮発性有機化合物(VOC= Volatile Organic Compounds))」といった画期的製品を世に送り出している、世界に冠たる県内企業です。
 環境保全及び省エネルギーの分野において、経済合理性の高いソリューションを提供する事で地球規模での環境負荷の低減に貢献する企業です。

(3) 「西部技研」の沿革

原中誠志_西部技研.jpg 同社は、1984年に開発した「除湿ローターSSCR」がスウェーデンの企業に評価され(スウェーデンはローター式除湿機が発明された国)、翌1985年、同国で除湿機の製造販売を行っていた「DST社」との業務提携を行いました。

 そして、この業務提携を契機に、除湿機の心臓部である除湿ローターの供給を本格的にスタートさせ、1993年に「DST社」は「株)西部技研」のグループ会社の一員となり、その関係性は今日まで30年以上も続く、強固なものとなっています。

西部技研1.jpg

西部技研2.jpg

西部技研3.jpg

西部技研4.jpg このようなことから、2016年に代表の隈 扶三郎氏がスウェーデン名誉領事に就任し、同社は神戸市内に次ぐ国内2箇所目の「スウェーデン名誉領事館」として業務をスタートさせています。

 さらに、2020年の東京オリンピックでは、スウェーデンチームのキャンプ地が福岡になることが決定していますが、福岡県とスウェーデンとの友好な関係を築くことにも尽力されています。

(4)むすび

 「西部技研」は、これまで培ったノウハウ、独自の技術をもとに「全熱交換器」や「デシカント除湿機」、「VOC濃縮装置」といった画期的製品を開発し、世に送り出しています。まさに世界に誇る県内企業です。
 現在、主な海外市場は中国となっていますが、世界的な環境意識の高まりにより、これからはインド、バングラディッシュなどの国々をはじめ、アジアの開発途上国にマーケットを求めていける、将来有望な企業です。
 今後益々のご発展を期待します。