県議会質問
本県の水素ステーションの設置促進について
次に、「本県の水素ステーションの設置促進について」質問致します。
福岡県は、オールジャパンの産学官のメンバーが結集した「福岡水素エネルギー戦略会議」を立ち上げ、水素ステーションの整備、燃料電池自動車や燃料電池バスをはじめとする走行実証、理解促進活動を進めるなど、水素関連技術の集積と産業の育成を図ることで、水素エネルギー・燃料電池分野を本県の成長産業にするための取組みを進めているとこであります。
政府の「日本再興戦略」においても、福岡県を含む四大都市圏において水素ステーションを先行的に整備するなど、福岡県においては水素ステーションの整備と燃料電池自動車の普及を一体的に推進しているところです。
本県は燃料電池自動車、いわゆるFCV車の普及について「ふくおかFCVクラブ」を立ち上げ、県挙げてFCVの普及を強力に推進し、水素エネルギー社会の実現を先導しています。
そして、ＦＣＶ車の普及を促進するため、本県公用車に、九州で初めてＦＣＶ「トヨタＭＩＲＡＩ」を導入することとし、この納車にあたり、２月12日、先週の木曜日に県庁前で出発式があり、マスコミでも大きく取り上げられたところであります。
また、ＦＣＶ車の普及を促進するため、水素ステーションの県内設置も進められており、今年度は県内10か所程度の設置目標が示されるなど、ＦＣＶ車の普及の機運が盛り上がっています。
そこで、今後、ＦＣＶ車の販売拡大、いわゆる大衆化のカギは水素ステーションの設置拡大にあると思います。
そこで、知事に、以下３点、質問致します。
まず１点目に、水素ステーションの設置の規制についてです。
ＦＣＶ車の販売拡大、大衆化のためには、身近なところ、利用しやすいところに水素ステーションがあることが求められます。
そのため、人口が多い地域、大型商業施設、県庁や市役所などの公的施設の近辺などに水素ステーションが設置されるべきと考えます。
しかしながら、現在、水素ステーションの設置には高圧ガス保安法や建築基準法など、様々な規制の壁があるのも事実です。
そこで、１点目の質問として、水素ステーションの設置の規制については、いま現在、どのような規制があるのかお聞かせ下さい。
そして、県として、国に対して水素ステーション設置のための規制緩和をどのように求めてきたのか、併せてお聞かせ下さい。
２点目に、水素ステーションの整備状況についてです。
水素ステーション県内設置については、今年度10か所の目標ということが示されていますが、現在の整備状況について、お聞かせ下さい。
３点目は、水素ステーション県内設置に向けた県所有の公有地の活用についてです。
現在、水素ステーションの整備については民間企業による設置が進められています。これら民間企業による設置については、いわずもなが民有地への設置であります。
先程も述べましたとおり、ＦＣＶ車の販売拡大、大衆化のためには身近なところ、利用しやすいところに水素ステーションがあることが求められます。人口が多い地域、大型商業施設、県庁や市役所などの公的施設の近辺などに水素ステーションが設置されるべきと考えます。
そこで、本県としても水素ステーションを促進する立場から、県内にある県有地を活用した水素ステーションの設置を図るべきだと思います。
今議会の「追加議案説明」で、知事は県庁に移動式の水素ステーションを設置する考えを示されていますが、それ以外の県有地についても活用を図るべきだと思いますが、知事のお考えをお聞き致します。
小川知事に意見と要望を申し上げます。
まず意見ですが、水素ステーションの県有地への設置につきましては、現在、福岡・北九州の両政令市に集中しているのが現実です。
そこで、ＦＣＶ車の販売拡大、大衆化のためにも、県内各所にある県総合庁舎のうち、県東部では行橋や豊前、筑豊地区では田川か飯塚、福岡都市圏では筑紫、県南部では久留米や大牟田の「総合庁舎」を活用するなど、県としての姿勢を前面に打ち立てていくべきだと思います。
次に、要望です。
水素ステーション県内設置については、今年度10か所の目標ということが示されていますが、その整備計画については、国の計画と目標、固定式であるか移動式であるか、タイムスケジュールなど、できるだけ速やかに示されることを要望致します。
そして、県庁の水素ステーション設置に係り、電気自動車の充電スタンドも重ねて設置頂けるよう、重ねて要望致します。
福岡市では、市役所北側入り口の横に電気自動車の充電スタンドが設置してあり、広く市民が利用されています。
本県におきましても、県庁の水素ステーション設置と合わせて、電気自動車の充電スタンドを設置されるよう、要望致します。
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