県議会質問

セクストーション(性的脅迫)対策ならびに本県の消費生活相談行政の強化について

 そこで、この「セクストーション」を含む情報関連犯罪ついて、知事と県警本部長に質問致します。

 まず、「セクストーション」に対する知事の認識と被害対策についてです。
 先ほども述べましたが、「2014年度消費者白書」では、アダルトサイトの閲覧で高額な料金を請求される「ワンクリック詐欺」など、情報通信関連が約27万件と最も多く、これらの被害者、相談者は10代から20代の若年層に加え、65歳以上の高齢者からの相談が急増しているのが特徴です。

 小川知事は、今日、増加している情報通信関連の詐欺ならびに「セクストーション」、いわゆるSNSを使った恐喝犯罪に対し、どのような認識をお持ちなのか、お聞きします。

[小川知事答弁]

  • 平成26年度に県内の消費生活センターに寄せられた相談では、アダルトサイト等の「デジタルコンテンツ」を始めとした情報通信関連の相談が占める割合が最も大きく、全相談の19・3%となっている。
  • 中には、アダルトサイトのワンクリック詐欺や、出会い系サイトでの利用料金トラブル等、深刻な被害事例も見られる。今後、パソコンやスマートフォンなどの機器の普及に伴って、あらゆる世代でこうした詐欺被害が増加するのではないかと危惧している。
  • また、SNSを利用した新たな手口の犯罪である「セクストーション」と思われる事例が本県でも生じており、県内市町村の消費生活センターにも相談があっている。SNSが利用できる機器の普及に伴って、「セクストーション」についても、増加していくことが懸念される。
  • 県民がこのような犯罪被害にあわないよう、インターネットやSNSを通じた犯罪の事例を紹介するとともに、「アダルトサイトのワンクリック請求は無視する」、「ネット上で知り合った人には、写真や動画は送らない」など、具体的な対処方法や注意点を周知していくことが重要であると認識している。

 続いて、警察本部長にお尋ねします。
 「セクストーション」については、その犯行グループ、いわゆるwebの発信元が海外のケースもあり、警察庁では注意を呼びかけています。

 現在の情報通信手段は、メールに加え、LINE、Facebook、Twitterなど多様化し、不特定の人々に個人の写真や動画を流すことは、インターネット上では当たり前の時代となっています。

 それだけに、甘い手口に乗ってプライベート写真や動画を送信することに違和感や罪悪感、犯罪に巻き込まれるのではないかといった危機意識が希薄となっています。したがって、そこに「セクストーション」被害が生まれる土壌があるといえます。 

 一度、相手に渡ってしまった情報は拡散することはあっても、削除や取り返すことが困難で、脅迫されるがままに金銭を支払うという羽目に陥ります。

 そのため、「セクストーション」の被害にあわないため県警察の対策が必要と考えますが、現在、福岡県警として、今後、どのように対策強化を図られるのか、お尋ねします。

[吉田県警本部長]

  • サイバー空間における性的な脅迫の被害に遭わないための対策について、県警察としては、県民の皆様がこの種の犯罪に巻き込まれないために、県警ホームページや広報チラシなどで繰り返し注意喚起しているほか、悪質な事案については事件として検挙しているところである。
  • 先般は、北九州市内において、SNSを始めとしたインターネットの安全な使い方に関するシンポジウムを開催した。このシンポジウムでは、SNSを通じて性犯罪被害などに遭った事例を説明し、・不用意に写真や動画を第三者に渡さない、・個人情報を抜き取られることのないよう、安易にアプリケーションをインストールしない。など、インターネットを利用する際の安全策について注意を喚起したところである。
  • 県警察では、今後も悪質・巧妙化するサーバー犯罪に対して、徹底した取締りはもとより、あらゆる媒体を活用した広報啓発活動に努めて参る。

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